生きぬく力

生きぬく力

昨日の夜、NHKの連続ドラマ「お見合い放浪記」を観た後、 「私は、あきらめない」という番組を初めて観た。 あの「だからあなたも生きぬいて」の著書大平光代さんが登場されて、 番組の冒頭から、いきなり、彼女の壮絶な過去にふれ、惹きつけられるように 観てしまった。 転校を機に、彼女は、陰湿ないじめのターゲットにされ、不登校になる。 その後、いったんいじめは、おさまったかのように見えたが実はそうではなかった。 初めて心を許せる親友が3人できたと喜んだのも束の間、実は、その3人は いじめのボスの手先で、逐次彼女の言動をボスに報告して、陰で嘲笑っていたのだった。ひえーー。 そのことを知った彼女は、絶望のどん底に突き落とされる。 その親友3人の裏切りが許せなくて、彼女は、割腹自殺を図る。 裏切った3人のことを思い浮かべて、果物ナイフで、お腹を3ヶ所、エイエイエイ と思いっきり刺したという。 「子供やったんでしょうねえ、すぐに意識がなくなって死ねると思てたんです。 違いました。あの痛さは、もう表現しようありませんね。 それから、もう数ヶ所刺しました。そのひとつが肝臓に達していたんですね」 そんなふうに淡々と語る光代氏だった。 幸い一命は取りめたものの、新聞沙汰の大騒ぎになる。

そして、ついに彼女は、逃げ場を非行に求めてしまった。それからは転落の一路をたどる一方だった。 16歳で暴力団組長と結婚し、22歳で離婚。 ホステスとして、荒んだ生活をしていた時に、彼女のことを親身になって心配する 大平弁護士に説得され、更正の道を歩み始める。 死に物狂いの勉強をして、29歳の時、司法試験に一回でパスし、2年後弁護士となる。 22歳で宅建の資格を取った時の彼女は、学校にほとんど行っていなかったので、漢字もろくに読めず漢和辞典をひきながらの猛勉強だったという。 それが、超難関と呼ばれる司法試験に合格できるまでになるなんて!!! あっぱれ、お見事、並み大抵の努力でできることでは、あるまい。 す、すごいなあ、と、圧倒されながら観てしまった。 司法試験に合格した時に、その更正に尽力を尽くされた弁護士さんから贈られた 言葉の中の 「今日がんばらずに、いつ、がんばる?」 の一節が深く印象に残った。

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